「dondolare」(ドンドラーレ)コレクション

「揺らぎ」をテーマにした新しいシリーズ、dondolare(ドンドラーレ)が登場しました。
dondolareはイタリア語で、「揺り動かす」という意味を持つ動詞です。
柔らかく揺れるようなイメージを呼び起こしながらも、AROM.ではあえて直線や面を用いて構築的に表現。
柔らかさや曖昧さをテーマにしながら、ブランドらしいグラフィカルな造形に仕上げました。
静かなリズムをまとったジュエリーが、日々のスタイリングにさりげない動きを添えます。
今回ご紹介するのは、イヤーカフとピアスの2アイテムです。
Ear Cuff
AROM.では、イヤーカフがまだ一般的でない頃から、イヤーカフのデザインに取り組んできました。
長年の経験から、フィット感と外れにくさには特にこだわり、何度も試作を重ねています。
このイヤーカフも、心地よく耳に沿い、動いても落ちにくい設計です。
広がり方が上下で異なるので、向きを変えるだけで印象を変えて楽しめます。
表面は鏡面仕上げ。光を受けてやわらかく反射し、顔まわりを明るく見せてくれます。
Earrings
一見イヤーカフと同じ形状に見えるピアスですが、ピアスとしての着用時の快適さを考えて、重さやバランスを考慮したデザインになっています。
ポストにはアレルギーが心配な方にも安心の18金を使用しています。
AROM.では海外生活の経験から、日本製のピアスによく見られる頼りない極細のポストではなく、海外製品に近い0.8mmのしっかりとした太さを採用。
細すぎず、ピアス本体の重さとのバランスを取りながら、安心感のある着用感です。
そして今回、特にこだわったのがピアスキャッチのデザインです。
髪をアップにしたとき、斜め後ろから見えるキャッチの存在がスタイリングを台無しにしてしまう──
そんな違和感から、AROM.ではこれまでピアスを避ける傾向にあり、その分イヤーカフがどうしても多くなってしまっていました。
現在あるピアスも、できる限りオリジナルのピアスキャッチを制作したり、キャッチのいらないデザインにするなどの工夫をするようにしています。
このピアスでは、通常のキャッチを使用していますが、本体のデザインの影に自然に隠れるようにしています。
できる限りキャッチの存在感を抑え、横顔や後ろ姿まで美しく見せることに徹底的にこだわりました。
ジュエリーは、真正面だけでなく、ふとした角度や動きの中で本領を発揮するもの。
だからこそ、どの角度から見ても美しく、身につける人の輝きを引き出します。
そんなAROM.の哲学が、この小さなディテールにも息づいています。
AROM. ではピアスのシングルでの販売が多いですが、このピアスは左右対称のデザインになっているため両耳セットでのご用意です。

Styling
AROM.のピアスとイヤーカフは、どちらもシンプルでありながら存在感を放つアイテム。
それぞれ単独はもちろん、ピアスを片耳だけにつけて、反対の耳にイヤーカフをつけるスタイルも素敵です。
一つ一つが異なる表情を持ちながらも、全体的に調和の取れた印象を与えてくれます。
個人的には、すっきりとしたスタイリングが好みで、シンプルなコーディネートに華を添えるのに最適です。
イヤーカフは、上下の広がり具合が異なるため、上下の向きを変えるだけでも雰囲気が大きく変わります。
シンプルなコーディネートにも変化を加えることができ、シーンに応じたアレンジが楽しめます。
暑くなるこれからの季節には、シンプルなTシャツにピアスとイヤーカフを合わせるだけで、コーディネートが決まります。
また、ピアスとイヤーカフの光沢が、顔周りを明るくし、シンプルながらもコーディネートにアクセントを加えてくれるので、暑い季節にぴったりな、軽やかで洗練されたスタイルを楽しめます。
同シリーズでバングルも目下制作中です。
こちらも楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。