シルバーのジュエリーは、素材そのもののやわらかな色味や、自然な輝きが魅力です。一方で、「ゴールドのほうが肌になじみやすい」「見た目が華やか」という理由から、ゴールドカラーを好む方も多くいらっしゃいます。
ただし、ボリュームのあるデザインを本物の金で作るとなると、現在のように金の価格が高騰している時代では、価格面で現実的ではない場合も少なくありません。
そこでよく使われるのが、「シルバー925(SV925)」をベースにしたゴールドコーティングのジュエリーです。シルバーは金属としての価値もあり、金よりも軽く、コストを抑えつつ高級感のある仕上がりが可能です。
ゴールドコーティングでも起こる変色の原因とは?
ただし、シルバーは空気中の酸素や水分と反応して変色しやすい金属でもあります。ゴールドコーティングによって表面が保護されているとはいえ、汗や体質、保管環境によっては赤茶色っぽく変色してしまうことがあります。
特に以下のような場合は注意が必要です:
- 空気に触れた状態で長時間放置した
- 汗をかいたまま放置した
- 湿気の多い場所で保管していた
- 化粧品や薬品がついた状態で放置していた
シルバーの変色を落とす方法と注意点
コーティングされていないシルバージュエリーの場合、市販のシルバー用クロスやクリーナーを使えば、元の輝きを取り戻すことができます。ただし、ゴールドコーティングされたアイテムに使用すると、表面のコーティングがはがれてしまう可能性があります。
軽い変色であれば、家庭用の重曹を使ったクリーニング方法もありますが、次のような点に注意が必要です:
- 変色が強いとこすらないと落ちにくく、コーティングが剥がれるリスクがある
- デザインに細かな溝がある場合、汚れが残りやすい
- パールや天然石がついていると重曹では扱いにくい
ゴールドコーティング対応のおすすめジュエリークリーナー
「もっと簡単で、ゴールドコーティングにも使えるクリーナーはないの?」という声にお応えして、同じジュエリーブランドを運営されている方から教えていただいたのが、泡(ムース)タイプのジュエリークリーナーです。
見た目はシンプルですが、これがとても優秀。液体やクリーム状ではなく、泡で出てくるので細かい部分にもムラなく行き渡ります。

使用方法:
- 変色した部分にスプレー
- 1分ほど放置
- 水で洗い流す
これだけで、細かい溝まできれいになります。
また、シルバーそのままのアイテムはもちろん、石やパール付き(使用できない石もあるので詳しくは商品の解説をご確認ください。)のジュエリーにも使えるのが嬉しいポイントです(長時間の浸け置きは避けてください)。
使い方や使用前後の様子は、以下の動画でも詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

コーティングが薄くなってしまった場合は再コーティングも可能です
なお、コーティングが薄くなってしまった場合は、再コーティングも可能です。
また、変色や汚れが気になるけれどご自身でのお手入れが難しい場合は、こちらでクリーニングも承ります。
状態を確認したうえで、最適な対応をご提案いたしますので、どうぞお気軽にこちらからお問い合わせください。